AZARASHI

生化学(実験手法)

2)遺伝子発現の網羅的解析(マイクロアレイ法)

2018/12/21  

1.DNAマイクロアレイとは  DNAマイクロアレイとは、数千〜数万種類といった非常に多くの既知遺伝子のDNA断片(これをDNAプローブといいます)を小さな基盤の上に並べたもののことで、DNAマイクロ ...

生化学

3)ミカエリス・メンテン式の誘導

2018/12/9  

 まずは、ミカエリス・メンテン式がどのような式であったかを再度確認していきましょう。 1.ミカエリスメンテン式  ミカエリス・メンテン式とは、酵素の反応速度vを速度論的な挙動として表したもので、以下の ...

生化学

2)ミカエリス・メンテン式と反応速度論量の決定 (Km値とVmax)

2018/12/7  

 ミカエリス・メンテンの式を用いると、反応速度論量(Km値とVmax)を決めることができますが、その前段階として、酵素反応速度の求め方を知っておく必要があります。酵素反応速度の求め方については「1)反 ...

生化学

1)反応速度と酵素反応速度

2018/12/6  

1.反応速度    反応速度とは、単位時間あたりの反応物(あるいは生成物)の濃度変化のことをいいます。 ○反応速度の定義  それでは、以下のような化学反応について考えてみましょう。  まず、 ...

生化学

3)モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の作製

2018/11/19  

 今回は「モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の作製」について解説していきますが、モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の違いについては「2)ウエスタンブロッティング(モノクローナル抗体とポリクロー ...

生化学(実験手法)

2)ウエスタンブロッティング

2018/11/18  

1.ウエスタンブロッティング(WB)とは  ウエスタンブロッティングとは、SDS-PAGEによって分離したタンパク質を疎水性膜(メンブレン)に転写し、任意のタンパク質に対する抗体を用いて特定のタンパク ...

生化学(実験手法)

1)SDS-PAGEの原理と概要

2018/11/16  

アガロースゲル電気泳動とPAGE  「4)アガロースゲル電気泳動」でも詳しく解説していますが、電気泳動には、分離したい物質の違いによってアガロースゲル電気泳動とポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE ...

生化学(実験手法)

4)アガロースゲル電気泳動

2018/11/13  

電気泳動とは  電気泳動とは、核酸(DNAやRNA)やタンパク質などの電荷をもった物質を電場を利用して分離するための手法のことをいいます。  核酸やタンパク質といった電荷をもつ物質は、電流を流したとき ...

生化学(実験手法)

1)PCRの原理と概要

2018/11/9  

 PCR法は、これまで多大な時間と労力を要した遺伝子クローニングにとって代わる手法となり、RT-PCRやリアルタイムPCR、DNAシークエンシングなどのさまざまな手法として応用されています。今回は、そ ...

生化学(実験手法)

3)リアルタイムPCRによる定量PCR

2018/11/7  

1.リアルタイムPCRとは  リアルタイムPCRとは、PCRによる増幅産物をリアルタイムでモニタリングすることで、増幅率に基づいて初期のDNAの定量ができる定量PCRのことです。  リアルタイムRT- ...