生化学

4)ピリミジンヌクレオチドの再合成(サルベージ経路)

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ここでは、ピリミジンヌクレオチドのサルベージ経路について確認していきましょう。

プリン塩基のサルベージ経路

黒アザラシ
サルベージとは、「沈没船などの引上げ作業」のことをいいます。このことから、サルベージ経路とは、食事由来あるいはもともと生体内にあった核酸を分解して生じた塩基やヌクレオシド(塩基と糖からなる)を再利用してヌクレオチドを合成する経路のことをいいます。

ピリミジン塩基のサルベージ経路で働く重要な酵素には、ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼチミジンキナーゼなどがあります。

ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼによる反応

核酸分解の過程で生じたウラシル(ピリミジン塩基)は、
ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼUPRT)の作用によって、ホスホリボシル二リン酸PRPP:phosphoribosyl pyrophosphate)が結合し、UMPウリジル酸:ウリジン一リン酸とも呼ばれます)を生じます。

※PRPPは、リボース5-リン酸にピロリン酸(2つのリン酸)が結合した構造をしていたことを思い出しましょう。

ピリミジンヌクレオチドのサルベージ経路

チミジンキナーゼによる反応

核酸分解の過程で生じたチミジン(ピリミジンデオキシヌクレオシド)は、
チミジンキナーゼの作用によって、リン酸化されて、dTMPを生じます。

ピリミジンヌクレオシドのサルベージ経路

チミジン+ATP→dTMPチミジル酸)+ADP

ピリミジンヌクレオチドの合成(サルベージ経路)についてはこれで以上です。
次は「5)プリンヌクレオチドとピリミジンヌクレオチドの分解」について学んでいきましょう。

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